和泉の黒

その昔、友人の標本を見せてもらっていたら、
福井県大野郡和泉村で採集したクロシジミが並んでいました。
その中に、青い鱗粉が発達した綺麗な♀個体が目につきました。

「ココって、今でも居るん?」って聞くと、
「居る筈だけど、採集禁止になったので、現状は判らない。」との事でした。

やがて幾年月かが過ぎ去り、全国各地で市町村合併が進みました。
そんな中、和泉村は2005年に大野市に吸収合併されたようでした。

個人的には、ややこしい合併は好ましく思ってなかったのですが、
この和泉村の場合は、市町村合併に伴い、クロシジミの採集禁止条例が無効になったそうで・・・
このようなメリットが有るなら、合併にも良い面もあるんだ!と、我ながら現金なもんです。

そんなある日、別の友人が当地を訪れ、クロシジミと共に、サカハチチョウの黒化型個体を採集してきました。
こうなれば、「そのうちに・・・」なんて暢気に構えて居られません。

   で、行ってきました。

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♀が低い草に止まりました。

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すぐ近くで、♂が止まってました。

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どうやら吸蜜のようです。
少しスレてはいますが、何カットか撮影していると、

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わずかに開翅しました。
ん~む、独特の紫色光沢を写し出せません。

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♀は思いっきり開いてくれたのですが・・・
というか、♂は2~3頭樹上を飛ぶのを追加目撃したくらいでした。

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サカハチチョウは結構見られました。

まぁ、黒化型に出会うなんて余程の幸運を持ってないと無理なんでしょうが、
遺伝形質と思われる個体が得られたら、“子孫のチェック”は出来る限りしておくべきだと思っております。


現地でお会いした親子連れの方は、オオムラサキを探しているとの事でした。
生憎の雨と低温(22度くらい)の為、「樹液を捜した方が確率は増すと思います。」と伝えました。
その1時間後くらいに、この付近の別の谷筋の奥で、地上7mくらいの高さを滑空していくオオムラサキを
目撃しましたので参考までに付記しておきます。

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